10月21日 歴史は素晴らしい。 未来から学ぶことは できない 未来を想定するときは 必ず過去に振り返る。 歴史こそが人生の教科書だ。 北野武は 新しいことをするとき 必ず 昔の誰かが それをやっていないかチェックするという 昔の誰かと カブらないように 自分で新しいと思っていても ほとんどの場合 昔の 人がやっているという それを壊していくと 新しい歴史が刻まれるという 歴史を知ることの大切さは 無限だ。 さあ、そんなこんなで 以前 日経新聞で紹介されていた本 殿様の通信簿 を読了した。 はっきり いって 今年読んだ本で ダントツに 面白い 2006年 殿セレクト 1番本だろう。 この本のベースは、元禄期に書かれた【土芥寇しゅう記】である あらすじにこうある。 【土芥寇しゅう記】は、本というよりも、幕府隠密の「秘密謀報」といった ほうがよく、諸大名の内情を幕府の高官がまとめたものである。 書き写すことが、よほど厳しく禁じられていたようで伝来する写本が すくなく、世界に1冊しか残されていない。 つまり、オイラ達がしっている学生時代にならった歴史の教科書的な内容 ではなく、とても教科書には書けない裏の いや 本当の歴史本なのだ。 つまり 面白すぎるのである。この本は。。 江戸時代 大名って何人いたか知っている? 実は3000人以上 つまり 3000人以上の殿様がいたんだ その3000名の殿様から特に奇抜な つまり 話題性が高い殿様を抜粋して この本に紹介されている 実際に読んだほうがいいが、例えば ●なぜ水戸黄門が、国民的神話となっているかについても書かれていたり、 ●徳川家康は、子作りということについて、異常なまでに努力した、 精力がつくという、北海のオットセイの骨などを手に入れてきて 「夫に精がつく」などといいながら、すりつぶして精力剤として 飲んでいた とか ●岡山藩の池田綱政は、まさに今でいう 志村けんのバカ殿様であった とか・・・ そして 徳川が天下をとれたのは、ひとつには、女と隠密の使い方が うまかったことによる としている。 そして それを裏付ける内容が記録として残っており 非常に面白い。 また、前田利常という面白い大名の記録も書いてある 利常の精神は、こうだ 死ぬことはどうせ決まっている。生きた証に狂った面白いことをしようではないか。 かっけー。 このスピリットは、近世 信長ではじまり、利常の死をもって終わった。 日本が再び、この時代精神を持ちはじめるのは、二百年の後 幕末という時代をまたねばならない。 さらに さらに 今 会社で稟議書って使われているとおもうけど あれって 江戸時代の藩のなかでうまれたとか。 町人よりも、武士のほうが歯をよく磨いていたとか・・・・ 江戸時代の しくみ が すごくわかりやすく 書かれていて 面白いのなんのって もう 読んでいくごとに うまくできているなーーーって感心の連続。 ぜってー 読んだほうがいいよ。 面白すぎて、うまくこの本を紹介できていないけど とにかく 温故知新 すばらしい。 【本日のことば】 仕事だけでは、大人になれない。 BY 昨日買った雑誌 歴史街道の裏表紙より
by tono10no
| 2006-10-21 01:55
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